2018/10/17
これ、なんでしょう?
タッパーに入ってるけど、ピクルスじゃないよ。
正解は、
ハーブのアルコール漬け(ハーブチンキ剤)です。
今回はハーブを育ててみたけど、ハーブティー以外に使い道がなくて、、、という方向けに、せっかく育てたハーブの活用法をお伝えします。
緑の四角いのはアロエ。
細い小さい葉っぱはローズマリー。
ひらひらギザギザの葉っぱはゼラニウムです。
それぞれ、お庭やベランダで育った葉っぱを切って、よく水で洗ってから40~50%のお酒(日本酒や焼酎など)か薬用エタノールに漬け込みます。
2週間ほどで、エキスが出てきて化粧水の素として使えるようになります。長期保存する場合は、冷蔵庫に入れておきましょう。
フレッシュなハーブではなく、ドライハーブでも作れます。ドライハーブを使うときは、ハーブティー用などの安全なものを使います。水洗いしないで使えます。(インテリア用のドライハーブは合成着色料で色付けされていることがあるので注意しましょう。)
<ハーブの化粧水の作り方>
材料
- ハーブチンキ(お好みのもの)
- グリセリン(薬局で売っています。液体のものを選んでください。)
- 精製水(お好みでハーブウォーター)
- エッセンシャルオイル
作り方
好みのハーブを漬け込んだアルコールを30ml ガラス容器に取り出します。(1種類でも混ぜてもOK。)
このままだとアルコールの肌への刺激が強いので、レンジで30秒ほどチン、取り出してくるくる混ぜる、を3回ほど繰り返してアルコールを飛ばします。
グリセリンを10ml、精製水かハーブウォーター10mlを加えてよく混ぜます。ここで好みのエッセンシャルオイルを3滴ほど加えます。(ゼラニウム、ラベンダー、カモミールは毎日使っても飽きないのでおすすめ!)
消毒した瓶に入れて出来上がりです。
お肌に合うかどうか、必ず手首の内側などでパッチテストをしてからお使いください。肌に合わない場合は使用せず、ハーブチンキやオイルの濃度を薄めるなど、自分の肌に合うように作り直してみてください。
注意事項
「保存」
出来上がった化粧水は、保存料が含まれていないので、開閉を繰り返すと雑菌が入ってしまいます。なるべく早く使い切りましょう。
一度にたくさん作った場合は、小分けにしておき、ストックは冷蔵庫に保管すると長持ちしますが、冷蔵庫内も無菌状態ではないので、早めに使い切るか、少しずつ作っては使う方が安心です。
「アルコールの濃度について」
濃度が濃いほど雑菌が繁殖しにくい、または、漬け込み時間が短縮できるかも、という理由で、無水エタノールなどをそのまま使うと、ハーブの中の成分とアルコールが反応を起こして変色したり、不要な成分まで抽出してしまうことがあります。


