2019/03/11
こんにちは。
パトちゃんです。
小学校での読み聞かせにオススメの絵本の紹介。
「TSUNAMI」です。
今日は、3/11。
8年前に、東日本大震災の起こった日です。
亡くなられた方のご冥福と、被災地の復興をお祈りします。
今の小学生は当時まだ生まれていないか、大きくても4歳。
東京でも被害は大きかったのですが、
当時幼かった子供達はほとんど覚えていません。
お話の中で描かれるのは、
大事な稲村を燃やしてでも
村のみんなを助けようとしたじじ様の勇気ある行動。
そのおかげで命が助かった安堵と、命以外の財産を全て失った人々の不安。
力強く荒々しい絵が、
津波の恐ろしさを表現しています。
ハッピーエンドのような、
そうでないような、
それでも、希望の光が見えるような
昔実際に起こったお話。
「子供が喜ぶ絵本じゃなくていいの?」
「地震を怖がるようになるんじゃないかしら?」
色々な意見があるかと思います。
でも、
子供達に防災意識を本気で持ってもらいたい、
東北の震災のことを「昔の遠いところの話」ではなく
思い続けてもらいたい。
そんな思いで、
毎年、この時期の読み聞かせで読んでいます。
ちなみに、こういうシリアスな絵本の後には、
「だるまさんが」
「うずらちゃんのかくれんぼ」
のような幼児向けの短いお話を読んであげるのがおすすめ。
不安な気持ちになった子も、ほっと安心して、
その後気持ちを切り替えて授業を受けられます。