月見ドロボー


2018/09/21 

もうすぐお月見🌕ですが
月見ドロボーって知っていますか?

いろんな人に聞いてみたけど、「あー、あるある!」といったことのある人には未だかつて会った事がありません。

茨城県の八郷町(今は石岡市)のうちのごく一部の地区でのみ行われていた、子供向けの行事です。
中秋の名月の夜、農家🌾の多いこの地区では、縁側にススキとお供え物を備えます。供物は、団子、おまんじゅう、お菓子だったり、畑で採れた大根、梨、ぶどう🍇などの農作物だったりする事が多いです。田舎なので、縁側は開けっ放し。そこへ、近所の子供達が「一応」こっそり入って行って、(もちろんお家の人は分かってて知らないフリで☺)お供え物を取ってくる。
というのが「月見泥棒」の行事です。

小学生は、その日の夕方、友達同士で「どこのうちから回ろっか~」と待ち合わせして、家々を回って、お供え物をゲットして、途中で会う友達と、「〇〇さん家はいいお菓子いっぱいあるよ!」とか情報交換しながら🚲自転車で徘徊し、一通り学区内を1周して終了。

ハロウィン🎃みたい、と言われるけれど、日本にハロウィンが普及するずっと前から存在しています。地元の人に聞いてもいつからある風習なのか、どういう経緯で生まれたのかなど、知っている人は見つかりませんでした。中学校に入って、他の小学校の子と話すとみんな知らなくて、それでも「えー、〇〇小は月見ドロボーないんだあ」と呑気に話していた記憶があります。今もその地区で残っているかどうかも不明。

県内、県外の人に話すと、みんな「そんなの初めて聞いた!」というのですが、人づての情報では、群馬県の一部で昔は似たような行事があったらしいです。茨城、群馬の一部でのみの風習なのか、もう消滅した風習なのか。。。
月見ドロボー経験者や風習などに詳しい方、知っている人がいたら、パトちゃんに教えてくださいね!🐰💕

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